WORKS

たたみリビングのあるおおらかな平屋

どうしても欲しかったのは和室。お子さまが小さいので和室を確保して遊ばせておきたいというオーダーです。でもお子さまが大きくなったらその和室の使い道は…?

「床でゴロゴロしたい」「こたつ好き」お客さまと打ち合わせを重ねていくうちに生まれたアイデアが、和室をつくるのではなく、「リビングを畳にしちゃいましょう!」というもの!
6畳の畳リビングを中心に、各空間の繋がりを意識した設計で、間仕切りがないため、広々とした造りに。
無駄な空間は作らない。それが「にしより」の考え方。その分、コストを抑えた家づくりを叶えることができます。

構造的に必要な柱を利用し、作り付けの収納棚を造作。表裏から自由に開けられ、ゴミ箱が置けるスペースまでも確保した、今までに例を見ない「オープンパントリー」が誕生しました。

ウォークスルーで行き来もラクラク。

お日様のヒカリと風が抜けるように、洗濯室兼脱衣室から出られる物干しスペースの屋根をくりぬきました。お風呂に入ると夜空も見えたりしますよ♪

Story

Hさまはやりたいことを昔から書き溜めておく、夢ノートをつけていた方。
家づくりのための準備をコツコツとされてきた方です。

またご主人はもともとあった実家の土地の情報についての細かな資料をきっちり準備。
こまかな家のデザインなどは奥さまに一任されていましたが、契約内容などはちゃんと納得した上で契約したいという方でした。

そんなお二人の夢を家づくりで応援できることが嬉しい。そんな風に思わせてくださる人柄で、いつも以上に楽しみながら家づくりを行うことができました。

間取りに合わない家具は捨てるなど、暮らしやすさのために割り切るところは割り切りました。キッチンの建具も無駄のない大きさにするため、細かな寸法を割り出して造作を行っています。

CONCEPT

職場までが少し遠いけれど、おおらかに子育てをしたい。
広い庭で家庭菜園を楽しみたい。
二人目の子どもやご両親との同居など、家族構成の変化に対応しながら、広々した許容力のある家で暮らしたい。

そう考えて筑前町に移り住んだお客様の要望がぎゅっと詰まった平屋。

もともと床の生活を好むお客様のライフスタイルを考慮して、畳リビングを採用。
2つの子ども部屋の間には建具のない自由に行き来できるウォークスルークローゼットを配置して、行き止まりの無い動線としました。

南側のアパート駐車場からの視線はテラスの腰壁や窓の高さ調整でカットしながら、空と緑が見通せる開放的な空間に。

天然木ならではの「経年美」で、家族と共に成長することが楽しみな家です。

DATA