WORKS

のんびり丘暮らし

exterior

スタイリッシュな正面に反して、南側には杉板の木張りを施し
角度によって楽しむ外観です。

ポーチ部分が玄関ドアをしっかりと覆うことで、雨や日差しを効果的に遮り、天候に左右されずに出入りや鍵の開閉ができます。
道路や隣家からの視線を自然に遮る目隠しとしてプライバシーを守りつつ開放感を損なわない絶妙なデザインが施されています。

杉板張りの天井が優しく迎える玄関は、自然素材を存分に生かした空間設計が魅力です。
光を柔らかく通す障子は、空間全体に優しい明るさをもたらし、プライバシーを確保しながらも開放感を損ないません。

玄関からリビングまでの動線はシームレスでありながら、和室との段差が絶妙に設けられ、空間に奥行きと温かみを演出しています。

LDK

ゆるやかに伸びる勾配天井の先端を彫り込み、間接照明を配置。
明かりを天井部分に向けることで光の分散を演出しました。

全体が柔らかな空間をベースにキッチンはメリハリを付けるカラーを選びました。
カップボードは造作で挟むことで、リビングからの見え方に統一感が生まれます。

家族同士とはいえ、プライバシーを確保した各部屋。
寝室はLDKから一番近いお部屋です。

毎日の使い勝手と美しさを兼ね備えたセミオーダーの造作洗面台。
必要なものを手に取りやすい設計が、朝の身支度や家事をより快適にします。
洗面スペースの奥にはランドリールームを配置。折りたたみ式の造作カウンターは、アイロン掛けやたたむ作業に便利で、使用しないときはコンパクトに収納可能です。

各部屋にクローゼットを設ける代わりに、家族全員が共有できるクランク型の大容量ファミリークローゼット。
洋服や小物、季節用品などを一括して収納できるため、各部屋をより広々と使えるのが特徴です。

暮らしの中で自由に使い分けることができる造作障子戸。
来客時には障子戸を閉めることで、和室が客間としてプライバシーを保ちながら独立した空間に早変わり。

普段は障子戸を開け放ち、一つながりの広々とした空間を楽しむことができます。

玄関の手前から空間全体を眺めると、杉板の天井がリズムを生み出し、内と外がひとつに溶け合う印象を与えます。

CONCEPT

ご夫婦と男の子2人の4人家族が、
木に囲まれた暮らしを叶えるために選んだ住まい。

荒れ放題な雑木林だった土地を丁寧に造成し、
丘の上に建てたこのお家は、銀色のガルバリウムと杉板の木張りが印象的な外観が特徴です。

リビングには杉板の木張り天井を採用し、天井は勾配のあるデザインに。
その先端には間接照明を配置し、柔らかな光が空間を優しく照らします。

全室には足触りの良い小国杉の床を使用し、暮らしの中に自然の温もりを取り入れました。

廊下を設けることで空間にゆとりを持たせ、
シナベニヤで仕上げた造作建具や、
和室とLDKを間仕切る4枚引き戸の障子が、
住まい全体に調和と落ち着きをもたらします。

木を愛する穏やかな家族が暮らすこの家は、
心地よさを追求した住まいです。

広川町での施行エリア拡大の第1棟目として、新たな一歩を象徴する家が完成しました。

DATA
構造
木造
広さ
109.72㎡(33坪)
家族構成
ご夫婦、お子さん2人
住所
八女郡広川町