COLUMN

空間にいろどりを…【建材編】

近頃の住宅って和室が少なくなりましたよね。
モダンなインテリアやカフェっぽい家にしたい時は、たしかにアンバランスですし、あまり使わない部屋に6帖(3坪)など作り込むのもモッタイナイですもんね。

でも畳って落ち着きますよね。
和が溶け込むインテリアでは、コーナー和室(襖などで仕切らずリビングと一体となった形式)をご提案しています。

寝転んでTV見たり、赤ちゃんを寝かせたり、洗濯物を畳んだりできたりで、癒しもですが意外と使い道あるんです。

そしてよく言われるのが、畳の縁(へり)がダサいから縁なしでしたい…

↓こんなの。

イ草(実際には縁なしの場合は和紙を使用)の向きを交互にする事で光りの加減で市松に浮き上がって見えます。

…が長方形の畳のサイズや向きを変えた敷き方、そして縁ってちゃんと意味があるんですよね。

という事で近頃かわいくなった縁をご紹介。

ふぇみにんな家に?
マリメッコっぽいので北欧な家に?
デニム地らしいのでヴィンテージな家に?
ラーメン屋?アジアンな家にもいいかも?
かわいいですよね。

これらの商品は高田織物さん。

岡山県倉敷で歴史ある会社ですが
最近では畳べりファクトリーショップ フラットといって、商品や工場案内、縁を使った雑貨のアンテナショップもあるようです。

たまに縁なし畳を、琉球畳といわれる事がありますが、琉球畳とは内外の境界が曖昧な南国の開放的な家で土足でも耐えれるような畳で、普通の畳表が一枚の草で出来ていて、琉球は草を縄状に編んで作られていて強度はありますが……ゴワゴワしてて、ささくれもあります。

日本の繊細な畳、床にもベッド?にもなるし、敷き方や素材・イ草の向き等いろいろ意味があり実はとても深い床材。

一周まわってもういちど日本文化を取り入れてみては如何でしょうか?