COLUMN

機能的間取りのコツ 〜通路に多目的機能をプラス〜

にしよりが提案するコンセプトの一つが、できるだけ無駄のない間取りにすることです。
無駄な空間があれば、その分、無駄なコストとなり、日常生活を広さでもお金でも圧迫してしまうことになります。
今回は、過去の施工事例より、機能的な間取り計画のコツについてご紹介したいと思います。

特に限られたスペースを有効活用できるアイデアの一つとして使われるのが、廊下を減らすというものです。廊下分のスペースが部屋として確保できれば、部屋を細切れにすることなく、視野が広く感じられるという効果があります。
今回ご紹介するのは、その考え方の変化系。
通路として必要なスペースに広さを加え、多目的機能を持たせて広く見せるというものです。

こちらの邸宅には中庭があり、その中庭を囲うような形で、通路が必要な間取りでした。そこでその通路を3畳の畳スペースに取り込むことで廊下の機能を持つ和室を作りました。
和室は小さな子どもが遊ぶ場としても利用しやすく、中庭に面した部屋なので、目がゆき届き、他の部屋への行き来もしやすくなっています。
またこの空間は、来客をもてなす場としても使えます。2枚の引き戸を閉めてしまえばプライベート空間を確保することができ、来客を泊めるゲストルームにもなるというわけです。
トイレや浴室などにも直接アクセスできる設計で、ご家族とゲストの動線が交差しないようにも配慮しています。

この他にも、にしよりでは廊下を部屋に取り込むなど、合理的で機能的な工夫をお客さまのライフスタイルに合わせ、日々ご提案しています。

にしよりだからできる、無駄のない間取り。
ぜひご相談ください!