COLUMN

難しい間取りや家の性能のことはプロに聞くのが一番！弊社の設計部・一級建築士の池田に聞きました。

スタッフ

快適な住まいづくりのために、施工設備面でどんなことをお客さまとお話しすることが多いですか？

池田

一つは換気システムですね。換気は結露やカビの原因になる湿気を排除したり、においや有害物質を排出する大事な役割だけでなく、室内の温度調節にも関わってきます。どんな換気システムにするのかは予算を組む上でも大きく影響するので、ご説明をさせていただく機会が多いです。

スタッフ

どんな種類の換気システムがあるんでしょうか。違いを簡単に教えてもらえますか？

池田

機械で行う換気方式には大きく分けて一種、二種、三種の3つの方式があります。第一種換気は、機械で空気を取り入れて機械で空気を排出します。給排気ともに機械で行うため、計画的に換気できるのが特徴です。一種の中には換気による熱の出入りを効率よく行える熱交換式を併用できるシステムがあり、省エネ効果も見込めます。

池田

第二種換気は機械で空気を取り入れて排気口から自然に排出する方法ですが、一般的に住宅には用いられず、クリーンルームなどに採用される方式です。第三種換気は二種の逆で給気口から自然給気をして、機械で空気を排出します。第一種換気に比べてコストが安く施工が簡単ですが、屋外からの汚染物質を取り入れやすく、空調管理しづらいというデメリットがあります。逆に第一種換気は、換気システムとしては理想的ではありますが、初期費用やランニングコストが第三種に比べて高くなります。

スタッフ

なるほど。予算が関わってくるのでとてもデリケートな問題ですね。

池田

空気環境や温熱環境は快適な生活に直結するのでコストやメリット、デメリットについて十分にご説明させていただいた上で、選択いただいていますね。

この他にも、いろんな疑問にお答えします！ぜひ、住まいのプロにご相談ください。